最近、「補助金のお手伝いしてもらえませんか」というご依頼をいただきます。採択の方が不採択より圧倒的に多いです(そうでないと依頼した意味がないですよね)とはいえ、全員が採択されるわけではありません。今回は、採択されるためのポイントを語ります(超絶基礎編)。

補助金は給付金ではありません

持続化給付金の印象が強いのか、補助金も給付金も一緒くたになってしまっている人がいます。違いますよ。補助金は自己負担があります。計画を考えて、応募して、採用されたらかかった経費の一部がキャッシュバックされる仕組みとお考えください。当然、キャッシュバックがあるまでの資金があること前提になります。現金が手元にないのであれば、借入ということになります。
通常、補助金は不採択になるケースの方が圧倒的に多いですので、その点もご注意ください。要件を満たせば全員がもらえるもの、というわけではありません。

応募要項をよく読んでください

そもそもなぜその補助金制度が生まれたのでしょうか。制度の趣旨、分かっておられますか?お金をもらうところにばかりフォーカスしてはダメです。まずは応募要項を読んで(募集要項と書いてある場合もありますが)、基本事項を把握してください!
・募集対象
・制度の趣旨
・対象経費
・締め切り(必着なのか消印有効なのか、電子申請なのか)

ここら辺はしっかり読んでください。読んでから、ご依頼いただけるとすごく嬉しいです。読まない状態だと、そこの説明からしないといけなくなってしまい、時間が足りなりがちです。締め切りとの勝負ですので、時間は節約していきましょう。

事業内容を考えるのは事業主さんです

事業内容を考えるのは、そもそも事業主さんのすることです。と、この前お話をしていたら「某コンサル会社は全部考えてくれて、お金も持ってきてくれますよ」という方がいらっしゃいました。
弊所では、事業計画の根本から考えることはしていません。それは、その会社の経営者や事業担当者がすることだと思うからです。私を採用・入社させ、事業部長にするとかだったら、もちろん別ですけれどもね。経営者の方がご自身で考えてこそ、意味があると思っています。
私ができるのは、考える材料となりそうなご質問をするとか、他の事例をご紹介するなどといったことです。

弊所では事業計画書作成のお手伝いをします

弊所では、「事業計画はあるのだがどう書いたらいいのかわからない」というご相談に乗っています。アイディアはあるが、書き方がわからないということです。隣でお話しいただいて、横ですぐにパソコンに打ち込んで文章にすることもできます(元が取材ライターですから、そのようなことは得意です)。また、制度の趣旨に照らして、経費の内容についてご提案をさせていただくこともあります。

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所長の井手
事業再構築補助金(第一回締切)のご相談は4月19日を最終とします。その後のご相談は第二回締切以降の応募になります。ご了承ください。